マッキントッシュをクリーニング (2008.11.08) [OTEIRE - MAINTENANCE]
みなさん、こんにちは。カタギリです。
一昨日のイシイ、昨日のタナベの“同級生ネタ”つながりですが、ワタシは1982年生まれです。同級生に誰がいるのか、調べてみました。どれどれ…成宮寛貴。ふ~ん。真木よう子。へ~。深田恭子。これは前にも書きましたね。あ、白露山も!むむむ。棒高跳びのイシンバエワも!イアン・ソープも!いやぁ、これはなかなか面白いですな。こんどまたじっくり見てみようっと。
というわけで、今日はタイトルにもあるとおり、「マッキントッシュをクリーニング」した報告をしようかと思います。
マッキンの“ゴム引き”、いわゆる“マッキントッシュ・クロス”というのは、誕生したのが1822年。およそ180年ほどの歴史のある生地なのですが、完璧な防水性を持った独特の雰囲気の生地です。着込んでいくほど馴染んでいき、より雰囲気が良くなっていきます。
しか~し。ひとつだけ欠点がありました。『洗えない』ということです。
コットンとコットンの間にゴム(コールタール)を圧着させた生地なので、家庭ではもちろん、クリーニングもできなかったのです。では、汚れたらどうするのか?濡れたタオルで拭いてやる。それだけでした。
生地の耐久性自体は素晴らしいものがあり、またノーザンで扱っている「ダンカン」というモデルなんかはとてもシンプルなステンカラーなので、永い間ガンガン着れるコートなのですが、洗えないぶん扱いにくいコートでした。
しかし。最近では色々なクリーニング業者のみなさんが、それぞれ独自の技術を開発してくれたおかげで、マッキントッシュ・クロスも洗えるようになりました。インターネットで検索すると、かなりの数ヒットします。ノーザンの近所(すぐそこ)にあるクリーニング屋さんでも独自の技術で洗ってくれます。というわけで、私物のマッキン・ダンカンのクリーニングをお願いすることにしました。
帰ってきたマッキントッシュ。
もちろん他のものと同じようにこんなカンジで戻ってきます。ワタシのマッキンはどこをどうしたかというと…
わかりますかね?「テープはげ 変色 ヨゴレ」と書いてあります。ヨゴレはまぁ汚れです。とくに襟まわりが激しく汚れていました。変色というのは、日焼けとかスレによるものですね。結論から言うと、これはさすがに直りません。そしてテープはがれ。これは永年着たり、あるいは保存状態が良くなかったりすると、生地の接着に使っているテープがはがれてしまう、というものです。これは直りました。
まずは襟の汚れから。
上がビフォー、下がアフターです。こすれて色が薄くなったところに、黄色くなった汚れが。これは汚いです。アフターを見てみると汚れはしっかり取れているのがわかります。これなら大丈夫。着れます。
続いてテープはがれ。
これもまた接着しなおしてくれました。これは布用のボンドを使えば自分でできるみたいなのですが、経験者イシイいわく「楽しいけれど、めんどくさくもある。」とのことです。私の場合、ソデ裏からポケットからことごとく剥がれていましたので(おいおい)、全部貼りなおしていただきました。てへへ。
変色。
点線の部分が境目と思われる。
これはどうにもなりません。クリーニング屋さん(マスター伊佐)はやはり一番この変色を問題視していました。
「これは、洗ったところでキレイには戻らないよ?それでも洗う?」
と言われました。でもまぁ変色も『味』ととらえれば、どうってことありません。むしろ“こなれたカンジ”がしていいと思います。この『ポジティブ・シンキング』が実はとても大事だったりします。『味』なのか『汚れ』なのか?捉えかたによってオシャレの楽しみが変わります。私はもちろん『味』と捉えます。
11月某日のカタギリの「リアル・通勤スタイル」
見てください。この威風堂々としたウォーキング。このマッキンは『汚い』のではないのです。『いい味』がでているのです。通勤途中で一休み。
本日のブログで言いたいことはおよそ3点。
1、マッキントッシュはクリーニングに出せます。なので、以前ほど扱いにくいものではなくなりました。
2、クリーニングに出すのは、なるべく早めがいいです。手遅れになる前に。変色はなおりません。
3、変色や汚れも『味』と考えることができるのなら、怖いものはありません。ず~っと着れます。
ということです。
マッキンに限らず、レッドウィングやバーバリアンも同じですし、ロブやクロケット、あるいはラコ、スメドレーも同じです。スティアンコルやバイブリーなんかも同じです。ガンガン着て履いて、その結果の汚れやスレなんかはその人なりの『味』と考えてみましょう。使い込んだそれらは本当に格好良いですから。
ちなみに、今回の私のクリーニング代金は¥5,775。期間は10日くらいでした。イシイに「そのマッキン、¥5,000で売ってよ。」と言われましたが、もちろん否です。
それでは、また。
カタギリ
一昨日のイシイ、昨日のタナベの“同級生ネタ”つながりですが、ワタシは1982年生まれです。同級生に誰がいるのか、調べてみました。どれどれ…成宮寛貴。ふ~ん。真木よう子。へ~。深田恭子。これは前にも書きましたね。あ、白露山も!むむむ。棒高跳びのイシンバエワも!イアン・ソープも!いやぁ、これはなかなか面白いですな。こんどまたじっくり見てみようっと。
というわけで、今日はタイトルにもあるとおり、「マッキントッシュをクリーニング」した報告をしようかと思います。
マッキンの“ゴム引き”、いわゆる“マッキントッシュ・クロス”というのは、誕生したのが1822年。およそ180年ほどの歴史のある生地なのですが、完璧な防水性を持った独特の雰囲気の生地です。着込んでいくほど馴染んでいき、より雰囲気が良くなっていきます。
しか~し。ひとつだけ欠点がありました。『洗えない』ということです。
コットンとコットンの間にゴム(コールタール)を圧着させた生地なので、家庭ではもちろん、クリーニングもできなかったのです。では、汚れたらどうするのか?濡れたタオルで拭いてやる。それだけでした。
生地の耐久性自体は素晴らしいものがあり、またノーザンで扱っている「ダンカン」というモデルなんかはとてもシンプルなステンカラーなので、永い間ガンガン着れるコートなのですが、洗えないぶん扱いにくいコートでした。
しかし。最近では色々なクリーニング業者のみなさんが、それぞれ独自の技術を開発してくれたおかげで、マッキントッシュ・クロスも洗えるようになりました。インターネットで検索すると、かなりの数ヒットします。ノーザンの近所(すぐそこ)にあるクリーニング屋さんでも独自の技術で洗ってくれます。というわけで、私物のマッキン・ダンカンのクリーニングをお願いすることにしました。
帰ってきたマッキントッシュ。
もちろん他のものと同じようにこんなカンジで戻ってきます。ワタシのマッキンはどこをどうしたかというと…
わかりますかね?「テープはげ 変色 ヨゴレ」と書いてあります。ヨゴレはまぁ汚れです。とくに襟まわりが激しく汚れていました。変色というのは、日焼けとかスレによるものですね。結論から言うと、これはさすがに直りません。そしてテープはがれ。これは永年着たり、あるいは保存状態が良くなかったりすると、生地の接着に使っているテープがはがれてしまう、というものです。これは直りました。
まずは襟の汚れから。
上がビフォー、下がアフターです。こすれて色が薄くなったところに、黄色くなった汚れが。これは汚いです。アフターを見てみると汚れはしっかり取れているのがわかります。これなら大丈夫。着れます。
続いてテープはがれ。
これもまた接着しなおしてくれました。これは布用のボンドを使えば自分でできるみたいなのですが、経験者イシイいわく「楽しいけれど、めんどくさくもある。」とのことです。私の場合、ソデ裏からポケットからことごとく剥がれていましたので(おいおい)、全部貼りなおしていただきました。てへへ。
変色。
点線の部分が境目と思われる。
これはどうにもなりません。クリーニング屋さん(マスター伊佐)はやはり一番この変色を問題視していました。
「これは、洗ったところでキレイには戻らないよ?それでも洗う?」
と言われました。でもまぁ変色も『味』ととらえれば、どうってことありません。むしろ“こなれたカンジ”がしていいと思います。この『ポジティブ・シンキング』が実はとても大事だったりします。『味』なのか『汚れ』なのか?捉えかたによってオシャレの楽しみが変わります。私はもちろん『味』と捉えます。
11月某日のカタギリの「リアル・通勤スタイル」
見てください。この威風堂々としたウォーキング。このマッキンは『汚い』のではないのです。『いい味』がでているのです。通勤途中で一休み。
本日のブログで言いたいことはおよそ3点。
1、マッキントッシュはクリーニングに出せます。なので、以前ほど扱いにくいものではなくなりました。
2、クリーニングに出すのは、なるべく早めがいいです。手遅れになる前に。変色はなおりません。
3、変色や汚れも『味』と考えることができるのなら、怖いものはありません。ず~っと着れます。
ということです。
マッキンに限らず、レッドウィングやバーバリアンも同じですし、ロブやクロケット、あるいはラコ、スメドレーも同じです。スティアンコルやバイブリーなんかも同じです。ガンガン着て履いて、その結果の汚れやスレなんかはその人なりの『味』と考えてみましょう。使い込んだそれらは本当に格好良いですから。
ちなみに、今回の私のクリーニング代金は¥5,775。期間は10日くらいでした。イシイに「そのマッキン、¥5,000で売ってよ。」と言われましたが、もちろん否です。
それでは、また。
カタギリ
なるほど、【体験レポート】参考になりました。
マッキントッシュはクリーニングOK!
とは聞いていましたが、実際どうなん?と半信半疑な
部分もあり、結構着ていく場所、タイミングを考えながら
活用してました。結果、1シーズン数回しか着なかったりして。。
これからは、夜の通勤にもガンガン使いまーす。
by ノーザン (2008-11-08 12:49)
失礼!
by ノーザン南関東支部 でした。
by ノーザン南関東支部 (2008-11-08 12:52)
ノーザン南関東支部さま てっきり「ノーザン」の名をかたる不届きモノかと思いました(笑)。マッキンは早めにクリーニングに出せば、かなりしっかりとキレイになるみたいですよ。もちろん「どこでもできる」ものではないみたいなので、ネット等で検索してみてくだい。
ガンガン着ればいいカンジになりますから、ガンガン着てください。汚れたら洗う。それが可能になった時代でございます。素晴らしい。
夜もガンガンで。ますます素晴らしいです。んんマッキン!!←意味はないっス。
カタギリ
by northernisland (2008-11-08 14:34)
マッキントッシュのゴム引きコートってクリーニング出来るんですね。
ゴム引きはクリーニング不可と思ってましたので大変参考になりました。
そうなるとゴム引きコートも購入選択肢に入ってきますが、あと気になるのはゴムの臭いです。
カタギリさんはマッキントッシュをかなり使い込んでいるようですが、クリーニング前後でゴム臭に変化はありましたでしょうか?
通勤電車での使用が前提ですので、臭いが気になり質問致します。
by 鴨志田 (2008-11-08 15:56)
鴨志田さま クリーニングの前後で匂いに変化はほとんどなかったです。まぁ強いて言えば多少薄くなった気はしますね。
もちろん同じようにゴムの匂いがします。私はご覧の通り、通勤でもマッキンを使っていて電車にも乗りますが、外で着るぶんにはそこまで迷惑な匂いではないと思いますよ。まぁ着ている人間が言うのもおかしいかもしれませんが、香水ほどキツイわけもないですし、問題ないと“私は”思います。というよりも私はこの匂いが好きなので、むしろ楽しんでいます(笑)。
こんなんで参考になりますでしょうか?
カタギリ
by northernisland (2008-11-08 17:58)
御回答ありがとうございました。
大変参考になりました。
確かにキツい香水に比べれば気にならない程度の臭いですね。
これで安心してどのマッキントッシュにするか悩めますw
by 鴨志田 (2008-11-09 10:03)
鴨志田さま 安心して選んでください(笑)。ノーザン別注カラーはどれもメチャメチャキレイな色でございます。キツすぎるわけでもなく、地味すぎるわけでもなく“我ながら”絶妙な色です。サイズが揃っているうちに是非ぜひ!
カタギリ
by northernisland (2008-11-09 11:00)