猿ヶ京温泉、そして例のあそこに。(2010.02.25) [LIFE]
みなさん、こんにちは。カタギリです。
今日の新潟は今までの寒さがウソのような暖かさです。予想最高気温も17℃とも19℃とも言われています。
気持ちいいなぁ。
ずっとこうだといいなぁ。
で、数日前。
まだまだ新潟が凄まじい寒さだった週末。温泉に行きました。長い冬の間に芯まで冷え切った身体を暖め直すためです。
そして何もせずに旅館でダラダラする、という積年の願いをかなえるためです。
一言で言えば、冬の疲れをとるためです。
今回、選んだ温泉地は群馬県の『猿ヶ京温泉』です。
「おまえはどんだけ群馬方面が好きなんだ?」
という意見が聞こえてきています。
「好き」というか、新潟からの距離がちょうどいいんですよね。疲れることなく車で行けるので。
というわけで、今日はその旅のご報告をさせていただきます。
長いです。よろしくお願いいたします。
新潟から関越自動車道に乗ります。
越後川口SAには…
標高5~6mの雪山が。
塩沢石打SAにも…
雪がたくさん。さすがに駐車場は除雪してありますけどね。
まぁそんなこんなで、ジャスト3時間ほどで猿ヶ京温泉に到着します。
赤谷湖。コンビニからの眺めなのですが、なかなか良い景色です。
◎猿ヶ京温泉とは
昔、お腹を空かせていたところを若夫婦に助けられたテジロ猿が、大ヤケドをおった若夫婦の子どもを治癒した温泉だそうです。
上杉謙信の足跡もあります。越後から三国峠を越えてこの辺りにやって来たそうです。その夜、謙信は変な夢を見ました。宴の席で料理を口に入れた途端、前歯が一度に8本も抜け、手の中に落ちる、という夢です。その話を聞いた家臣が「片っ端から関八州を手中にするという、縁起の良い夢でございます」と。その日はちょうど唐申の年、申の月、申の日、そしてなんと謙信の生まれ年も申年だったことから、「この地を申ヶ今日と改めるぞ」ということに。この『申ヶ今日』が訛り、文字も変わって『猿ヶ京』と呼ばれるようになったといわれています。
なかなかの謂れのある温泉です。
で、お世話になるお宿はこちらです。
『旅籠屋丸一』さんです。
本館と別館に分かれてまして、今回お邪魔したのは本館。4室だけのこじんまりとしたお宿です。
こちらは仲居さんを置かず、布団の上げ下げや、食器を下げる、なんかを宿泊客が自分でやるシステムなんです。そのぶんお値段をお安く。
なので、めんどくさがりの方には向かないですかね。あと「ちゃんと持て成せ。」という方にも向きません。
ただ、雰囲気は抜群です。
門をくぐって…
お庭をズンズン進んでいくと、
こちらが玄関。うん、なかなか良い。大きな温泉旅館・ホテルもあれはあれで素晴らしいのですが、今回は喧騒を離れてのんびりしたい、ということでこういう雰囲気がぴったりなんです。
お部屋に案内されました。
長方形のコタツ。部屋に通されてすぐ、POKITのバッグをぶん投げる私。冬の疲れのせいです。写真には写っていませんが、ブリーフィングのデュアル・ダッフル(旅行鞄)もぶん投げました。
32型液晶テレビ。いいダシのでた建物ですが、こういうところに新しいものを取り入れる、というのは私のツボのひとつです。
お、奥には…
もう一部屋。布団を敷くのはこちらですね。
私の好物、琉球畳です。いいなぁ。
それぞれの部屋にこういう骨董や、
書画が置かれています。
洗面からは竹林が見えます。竹林も私の好物です。
で、チェックインを済ませたただいまの時刻が15:00過ぎ。
さっそくお風呂に入らせていただきたいと思います。
浴衣に着替え、
アメニティの足袋ソックスを履いて…
外に飛び出します。
お風呂が別棟だからです。
小雪舞い散る冬の午後。浴衣で歩くにゃ寒すぎます。
小走りで、というか半分ダッシュでお風呂に向かいます。
ガラガラ。失礼しまっす。
おお~いいカンジ。
玄関先に他の草履がない。ってことは今なら貸し切りか!?やたっ!!
脱衣場。
うむ!いいカンジ!
お風呂です。貸し切り状態なので写真も撮れました。
ササッと身体を洗った後、キレイな放物線を描いて湯船に飛び込みます。
ちょっと熱めのいいお湯です。
この世に極楽があるとすれば、昼間の温泉しかも貸し切りそして冬、ここがそうだと思います。
最高。
ホント最高。
脳みそも溶けるほどの極楽です。
もちろん露天もあります。
粉雪舞う露天風呂。この世に極楽があるとすれば、粉雪舞う冬の昼間の露天風呂、そこにあると思います。
最高。
ゆっくり温まったあとは、
男は黙ってマッサージ・チェア。
おおおおお~いいいいいねぇぇぇ。
この世に極楽があるとすれば、冬の昼下がりの温泉&露天風呂、そしてそのあとのマッサージ・チェア、そこにあると思います。
ただ外に出るとやっぱり寒い。
ダッシュです。
部屋に戻ったあとの写真はありません。
脳みそが溶けるほどダラダラしたからです。そんなときに写真なんて撮れません。
夕食の時間まではダラダラさせていただきます。
夕食もなかなかのご馳走です。地元の野菜・肉・魚を使ったお料理です。
ぺろりと完食。
で、部屋に戻ってダラダラ。
いちおう布団だけ敷いておいて、またダラダラ。
テレビを見て、お茶を飲んでダラダラ。
最高。
食後すぐの時間はお風呂も混むかな(他の宿泊客のみなさんで)と思いまして、ちょっと時間をはずしてまたお風呂に。
夜はもうホント、チョー寒いです。
写真なんて撮ってたら遭難します。
だから一刻も早くお風呂に行きます。
お風呂を出たらダッシュで部屋へ。写真なんて撮れません。
コタツに潜って、あらかじめ買っておいた缶のチューハイを一本だけ飲んで、気持ちよくなったところで就寝。
素晴らしい一日です。
最高です。
で、翌朝。
6時に起きてお風呂。
朝風呂最高。
ダッシュで戻って、
朝食。
もちろん完食。
布団を畳んで、シーツや枕カバーをまとめます。
で、ただいまの時刻9:30。まだ一日は始まったばかりです。
チェックアウト後、どこに行くか。
ここは群馬。
群馬の朝9:30。
うりゃー!!
軽井沢…
<出発の前日、タナベとの会話>
タナベ 「休みはどこか行くのか?」
カタギリ「はい、ちょっと群馬の方の温泉に行こうかと。」
タナベ 「おお、いいなぁ。泊まり?」
カタギリ「はい、泊まりで。」
タナベ 「どーせ、また軽井沢に寄ってくるんだろう?」
カタギリ「いえ、今回は行きません。」
いや、ホントに行くつもりはなかったんです。
でもダメでした。群馬・長野方面に来ると、どうしても「イニシャルK(karuizawa)」が頭をよぎります。
とりあえずアウトレットでぱちり。
今回軽井沢へ来る予定がなかった、というのは実は理由がありまして。
来月来る用事があるんです。軽井沢。
中学の同級生が来月、軽井沢で結婚式をあげるんです。
それで来なきゃいけないんです。
なのに、今回もまた来ちゃいました。←バカ
前にしつこくご紹介した「軽井沢高原教会」で式を挙げるそうなので、今回はそちら方面には行かず。アウトレットだけ見て帰ろうと。これはささやかな私の意地です。
わりと空いてました。
雲ひとつない、快晴です。ただとにかく寒いですけどね。それはまぁ軽井沢だからしょうがない。
結局何も買わず、車を駐車場に停めさせていただいたまま、駅前に向かいます。
どこかでお昼を食べようと。
アウトレット内で食べてもいいのですが、せっかくなので駅前まで行って、ぶらつきながら探します。
で、寒さも手伝って、こんなものを食べたくなりました。
チーズ・フォンデュ。
アツアツで最高。あ~また“シャレオツ”なもの食べちゃったなぁ。
とても美味しかったです。
さて、アウトレットまで戻って帰りましょうかね。
軽井沢駅の階段から見えたスキー場。
けっこう滑ってるみたいです。
空気が澄んで、キレイに見えます。
いや~結局またこんなカンジで旅を終えることになりました。
来月来なきゃいけないのに…
そのときはまた、ご報告させていただきます。
I will be back!
それでは、また。
カタギリ
今日の新潟は今までの寒さがウソのような暖かさです。予想最高気温も17℃とも19℃とも言われています。
気持ちいいなぁ。
ずっとこうだといいなぁ。
で、数日前。
まだまだ新潟が凄まじい寒さだった週末。温泉に行きました。長い冬の間に芯まで冷え切った身体を暖め直すためです。
そして何もせずに旅館でダラダラする、という積年の願いをかなえるためです。
一言で言えば、冬の疲れをとるためです。
今回、選んだ温泉地は群馬県の『猿ヶ京温泉』です。
「おまえはどんだけ群馬方面が好きなんだ?」
という意見が聞こえてきています。
「好き」というか、新潟からの距離がちょうどいいんですよね。疲れることなく車で行けるので。
というわけで、今日はその旅のご報告をさせていただきます。
長いです。よろしくお願いいたします。
新潟から関越自動車道に乗ります。
越後川口SAには…
標高5~6mの雪山が。
塩沢石打SAにも…
雪がたくさん。さすがに駐車場は除雪してありますけどね。
まぁそんなこんなで、ジャスト3時間ほどで猿ヶ京温泉に到着します。
赤谷湖。コンビニからの眺めなのですが、なかなか良い景色です。
◎猿ヶ京温泉とは
昔、お腹を空かせていたところを若夫婦に助けられたテジロ猿が、大ヤケドをおった若夫婦の子どもを治癒した温泉だそうです。
上杉謙信の足跡もあります。越後から三国峠を越えてこの辺りにやって来たそうです。その夜、謙信は変な夢を見ました。宴の席で料理を口に入れた途端、前歯が一度に8本も抜け、手の中に落ちる、という夢です。その話を聞いた家臣が「片っ端から関八州を手中にするという、縁起の良い夢でございます」と。その日はちょうど唐申の年、申の月、申の日、そしてなんと謙信の生まれ年も申年だったことから、「この地を申ヶ今日と改めるぞ」ということに。この『申ヶ今日』が訛り、文字も変わって『猿ヶ京』と呼ばれるようになったといわれています。
なかなかの謂れのある温泉です。
で、お世話になるお宿はこちらです。
『旅籠屋丸一』さんです。
本館と別館に分かれてまして、今回お邪魔したのは本館。4室だけのこじんまりとしたお宿です。
こちらは仲居さんを置かず、布団の上げ下げや、食器を下げる、なんかを宿泊客が自分でやるシステムなんです。そのぶんお値段をお安く。
なので、めんどくさがりの方には向かないですかね。あと「ちゃんと持て成せ。」という方にも向きません。
ただ、雰囲気は抜群です。
門をくぐって…
お庭をズンズン進んでいくと、
こちらが玄関。うん、なかなか良い。大きな温泉旅館・ホテルもあれはあれで素晴らしいのですが、今回は喧騒を離れてのんびりしたい、ということでこういう雰囲気がぴったりなんです。
お部屋に案内されました。
長方形のコタツ。部屋に通されてすぐ、POKITのバッグをぶん投げる私。冬の疲れのせいです。写真には写っていませんが、ブリーフィングのデュアル・ダッフル(旅行鞄)もぶん投げました。
32型液晶テレビ。いいダシのでた建物ですが、こういうところに新しいものを取り入れる、というのは私のツボのひとつです。
お、奥には…
もう一部屋。布団を敷くのはこちらですね。
私の好物、琉球畳です。いいなぁ。
それぞれの部屋にこういう骨董や、
書画が置かれています。
洗面からは竹林が見えます。竹林も私の好物です。
で、チェックインを済ませたただいまの時刻が15:00過ぎ。
さっそくお風呂に入らせていただきたいと思います。
浴衣に着替え、
アメニティの足袋ソックスを履いて…
外に飛び出します。
お風呂が別棟だからです。
小雪舞い散る冬の午後。浴衣で歩くにゃ寒すぎます。
小走りで、というか半分ダッシュでお風呂に向かいます。
ガラガラ。失礼しまっす。
おお~いいカンジ。
玄関先に他の草履がない。ってことは今なら貸し切りか!?やたっ!!
脱衣場。
うむ!いいカンジ!
お風呂です。貸し切り状態なので写真も撮れました。
ササッと身体を洗った後、キレイな放物線を描いて湯船に飛び込みます。
ちょっと熱めのいいお湯です。
この世に極楽があるとすれば、昼間の温泉しかも貸し切りそして冬、ここがそうだと思います。
最高。
ホント最高。
脳みそも溶けるほどの極楽です。
もちろん露天もあります。
粉雪舞う露天風呂。この世に極楽があるとすれば、粉雪舞う冬の昼間の露天風呂、そこにあると思います。
最高。
ゆっくり温まったあとは、
男は黙ってマッサージ・チェア。
おおおおお~いいいいいねぇぇぇ。
この世に極楽があるとすれば、冬の昼下がりの温泉&露天風呂、そしてそのあとのマッサージ・チェア、そこにあると思います。
ただ外に出るとやっぱり寒い。
ダッシュです。
部屋に戻ったあとの写真はありません。
脳みそが溶けるほどダラダラしたからです。そんなときに写真なんて撮れません。
夕食の時間まではダラダラさせていただきます。
夕食もなかなかのご馳走です。地元の野菜・肉・魚を使ったお料理です。
ぺろりと完食。
で、部屋に戻ってダラダラ。
いちおう布団だけ敷いておいて、またダラダラ。
テレビを見て、お茶を飲んでダラダラ。
最高。
食後すぐの時間はお風呂も混むかな(他の宿泊客のみなさんで)と思いまして、ちょっと時間をはずしてまたお風呂に。
夜はもうホント、チョー寒いです。
写真なんて撮ってたら遭難します。
だから一刻も早くお風呂に行きます。
お風呂を出たらダッシュで部屋へ。写真なんて撮れません。
コタツに潜って、あらかじめ買っておいた缶のチューハイを一本だけ飲んで、気持ちよくなったところで就寝。
素晴らしい一日です。
最高です。
で、翌朝。
6時に起きてお風呂。
朝風呂最高。
ダッシュで戻って、
朝食。
もちろん完食。
布団を畳んで、シーツや枕カバーをまとめます。
で、ただいまの時刻9:30。まだ一日は始まったばかりです。
チェックアウト後、どこに行くか。
ここは群馬。
群馬の朝9:30。
うりゃー!!
軽井沢…
<出発の前日、タナベとの会話>
タナベ 「休みはどこか行くのか?」
カタギリ「はい、ちょっと群馬の方の温泉に行こうかと。」
タナベ 「おお、いいなぁ。泊まり?」
カタギリ「はい、泊まりで。」
タナベ 「どーせ、また軽井沢に寄ってくるんだろう?」
カタギリ「いえ、今回は行きません。」
いや、ホントに行くつもりはなかったんです。
でもダメでした。群馬・長野方面に来ると、どうしても「イニシャルK(karuizawa)」が頭をよぎります。
とりあえずアウトレットでぱちり。
今回軽井沢へ来る予定がなかった、というのは実は理由がありまして。
来月来る用事があるんです。軽井沢。
中学の同級生が来月、軽井沢で結婚式をあげるんです。
それで来なきゃいけないんです。
なのに、今回もまた来ちゃいました。←バカ
前にしつこくご紹介した「軽井沢高原教会」で式を挙げるそうなので、今回はそちら方面には行かず。アウトレットだけ見て帰ろうと。これはささやかな私の意地です。
わりと空いてました。
雲ひとつない、快晴です。ただとにかく寒いですけどね。それはまぁ軽井沢だからしょうがない。
結局何も買わず、車を駐車場に停めさせていただいたまま、駅前に向かいます。
どこかでお昼を食べようと。
アウトレット内で食べてもいいのですが、せっかくなので駅前まで行って、ぶらつきながら探します。
で、寒さも手伝って、こんなものを食べたくなりました。
チーズ・フォンデュ。
アツアツで最高。あ~また“シャレオツ”なもの食べちゃったなぁ。
とても美味しかったです。
さて、アウトレットまで戻って帰りましょうかね。
軽井沢駅の階段から見えたスキー場。
けっこう滑ってるみたいです。
空気が澄んで、キレイに見えます。
いや~結局またこんなカンジで旅を終えることになりました。
来月来なきゃいけないのに…
そのときはまた、ご報告させていただきます。
I will be back!
それでは、また。
カタギリ
確かに長い…
私の他に最後まで読む人はいるんでしょうか?
長方形のこたつの上に
湯のみが ふたつ あるのが、少し気になりました。
by ジュリア (2010-02-25 17:22)
さすがジュリアさま。細かいところまでよく見ていらっしゃいますね。
確かに湯のみはふたつありました。
画像をアップするときに「あ、これ突っ込まれるかな。」とも思いました。
でもよく考えてみてください。
普通、宿泊施設に泊まると、たいてい湯のみやカップはふたつありますよね?
だから大丈夫(なにが)。
セーフです(だからなにが)。
長さに関しては、もうどうしようもないです。この長さじゃないと伝え切れません。だからご勘弁ください。
カタギリ
by northernisland (2010-02-25 18:49)
湯のみがふたつ準備してあるのがお約束であれば
そこを、あえて突っ込むのもお約束です。
合いの手(愛の手?)みたいなもんですな…
by ジュリア (2010-02-25 23:03)
なるほど。では私もジュリアさまのツッコミに対して、
そんなにビクビクする必要もないんですね。
歌舞伎でいうところの「○○屋っ!!」みたいなものな
んですね。
前回(18日ブログ)あれだけジュリアさまを挑発しておいて、
実際はビビりまくる小心な私です。
カタギリ
by northernisland (2010-02-26 16:14)