DIY~家編~ (2008.11/01) [LIFE]
みなさん、こんにちは。カタギリ・ブラックことイシイです。今日から11月。あっという間ですね。11月といえば6日はワタシの42回目の誕生日です。みなさんどんどんプレゼント持ってきてくださいね。遠慮なくもらってあげますんで(笑)。
というわけで前回からのカタギリ・ネタ・パクリ・シリーズのDIY、今回は家編でございます。
まずは、先日「ちいさな、ちいさな、あきまつり」という、古民家を貸しきって2日間だけ行われたイヴェントで
こんなカンジで食事やお茶ができたり、古道具なんかも販売してました。
さすがこういうとこの出展者(車)はオシャレです。KANGOOです。
いい雰囲気の棚をみつけたので、早速カタギリのブログを見て取り付けました。
まず、棚板に支えを打ち込み
次に壁に固定して完成。
ちょろいもんです。これはチビスケの靴置き場にします。
さてここからが本題です。
これは、5年ほど前に我が家を建てたときのスナップです。少しでも経費を安くあげようと内装の仕上げ部分は、自分でやることにしました。オカネの面が一番なんですが、よく海外のS.S.W(シンガー・ソングライター)がセルフ・ビルドで家を建てるニュースなんかを耳にして憧れていた部分もあります。
今おもえばこれが苦労の始まりでした。
簡単に考えていましたが
●まず石膏ボードの隙間を埋めるために
ボードとボードの間にメッシュ・テープ貼り、床、梁、柱との境目にマスキング・テープ貼り。
ボードの間にパテ埋め X3回
表面を滑らかにするため、ヤスリ掛け。
●柱・梁をペイントするため
壁、床にマスキング・テープ貼り
オイル・ステインで壁、柱をペイント、ふき取り X2回
●今度は壁側をペイント(クロスの質感がいやだったので、チャフウォールという天然の材料を使用)するため
柱、梁にマスキング。
塗料のノリをよくするためにシーラーをペイント X2回
チャフウォールをペイント X3回
養生をはがして完成
と簡単に(これでも)書いてみてもこれだけの作業でした。
難しかったのが、こういうロフト部分の高いとこ(ほとんどの作業が一人で、手も汚れていたので当時の写真がほとんどありません。)
まず右手で刷毛をもち、塗料を付け、左足を窓のふちに乗せ、刷毛を左手に持ち替えペイント。そうすると下手くそなので、左肘を塗料が伝ってきます。それをタオルでぬぐい、また同じことの繰り返しです。落ちたら死んじゃうかもと考えながら、助けを呼べるように落下予想地点に携帯を置いておいたり、向かいのオバサンに翌朝電気が点いてたら見に来てとお願いしておきました。
ヤスリ掛けはもっとたいへんで
こういう天井や斜めの所は力が入らず苦労しました。健康にいい塗料を使ったのですが、ヤスリ掛けで相当悪い粉を吸いました。掃除機も2台壊しました。
それから、何気なくみえるコーナーも
左官作業で仕上げなくてはなりません。今まで経験ナシなのに、なんとかやればできるもんです。
あとは階段も
入り組んでいるので、隙間をうめるのが面倒です。
あと以外とこんなとこも
ワタシが壁を完成させないと、タオル・ウォーマーの取り付けができません。ウチの場合、工務店を通さずに、「分離発注」というやりかたで、板金屋、大工、基礎屋、サッシ屋、電気などといった業者と個別に契約して建てたので、ワタシも業者の一員なんですね。だから少し取り付けを待ってもらったりといろいろ調整が大変でした。その代わり、工務店に持っていかれる中間マージンがないので、費用は2割ほど安くできます。
でも、板金屋が使った足場を他の作業でも使いたいのに、さっさと片付けられたりと、工務店みたいにリーダーがいないと大変でした。
8月の半ばから作業をスタートして、毎日仕事終わった後に、8時から深夜まで作業をして、翌朝出勤前に壁材作り、休みの日は丸一日作業、このパターンで一日も休まずやっても住めるようになったのは12月の終わりころでした。
時給にしたら、一体いくらになるんでしょうか。材料費だけで30万くらいかかりましたが、業者にやってもらうよりも
ウン十万安くできました。でも損得よりも、自分で仕上げたという満足感があります。腰をさすりながら、雪のちらつく中外での刷毛洗いなど、つらくてやめようと何度もおもいましたが、やり遂げた充実感があります。
約4ヶ月もかかりましたが、それでも一部は終わらず住みながらの作業となりました。
実はまだ終わっていない部分もありまして、どうしようか考え中です。サグラダ・ファミリアと呼ばれております。
さて、5枚目のカミさんとイスに座っている写真。(当時はまだ結婚も全然未定で、自分ひとりの城を建てたかったんですね。バカです。)白いオーバーオールを着てますが、自分としては、映画「恋愛の法則」でのペインター役のエリック・ストルツのつもりなんですが・・・。因みにこの白いオーバー・オール、白い壁塗り作業には、汚れが目立たなくていいのですが、柱など茶色のオイル・ステインを塗るときにも着ていたので、汚れがひどく、ペイントでガビガビになってしまったので捨ててしまいました。
しかし世間一般では(どこの世間か?)白いオーバー・オールといえばリトル・フィートのローウェル・ジョージでしょう。
ローウェル・ジョージのはKEY社製ですが、ワタシも、実はもう一着ファッション用(一体いつ着る!?)に買っていたOshKoshでお約束のアレを
『THANKS I'LL EAT IT HERE』 LOWELL GEORGE 1979
当店ではオーバー・オールは取り扱っておりませんというお話、いや、何でも少しでも自分の手をかけると愛着が湧きます、というお話でした。
今日はアウター最後の大物 CANADA GOOSEのダウン・ジャケットも入荷したので、是非本編もご覧ください。
それでは、また。
イシイ
というわけで前回からのカタギリ・ネタ・パクリ・シリーズのDIY、今回は家編でございます。
まずは、先日「ちいさな、ちいさな、あきまつり」という、古民家を貸しきって2日間だけ行われたイヴェントで
こんなカンジで食事やお茶ができたり、古道具なんかも販売してました。
さすがこういうとこの出展者(車)はオシャレです。KANGOOです。
いい雰囲気の棚をみつけたので、早速カタギリのブログを見て取り付けました。
まず、棚板に支えを打ち込み
次に壁に固定して完成。
ちょろいもんです。これはチビスケの靴置き場にします。
さてここからが本題です。
これは、5年ほど前に我が家を建てたときのスナップです。少しでも経費を安くあげようと内装の仕上げ部分は、自分でやることにしました。オカネの面が一番なんですが、よく海外のS.S.W(シンガー・ソングライター)がセルフ・ビルドで家を建てるニュースなんかを耳にして憧れていた部分もあります。
今おもえばこれが苦労の始まりでした。
簡単に考えていましたが
●まず石膏ボードの隙間を埋めるために
ボードとボードの間にメッシュ・テープ貼り、床、梁、柱との境目にマスキング・テープ貼り。
ボードの間にパテ埋め X3回
表面を滑らかにするため、ヤスリ掛け。
●柱・梁をペイントするため
壁、床にマスキング・テープ貼り
オイル・ステインで壁、柱をペイント、ふき取り X2回
●今度は壁側をペイント(クロスの質感がいやだったので、チャフウォールという天然の材料を使用)するため
柱、梁にマスキング。
塗料のノリをよくするためにシーラーをペイント X2回
チャフウォールをペイント X3回
養生をはがして完成
と簡単に(これでも)書いてみてもこれだけの作業でした。
難しかったのが、こういうロフト部分の高いとこ(ほとんどの作業が一人で、手も汚れていたので当時の写真がほとんどありません。)
まず右手で刷毛をもち、塗料を付け、左足を窓のふちに乗せ、刷毛を左手に持ち替えペイント。そうすると下手くそなので、左肘を塗料が伝ってきます。それをタオルでぬぐい、また同じことの繰り返しです。落ちたら死んじゃうかもと考えながら、助けを呼べるように落下予想地点に携帯を置いておいたり、向かいのオバサンに翌朝電気が点いてたら見に来てとお願いしておきました。
ヤスリ掛けはもっとたいへんで
こういう天井や斜めの所は力が入らず苦労しました。健康にいい塗料を使ったのですが、ヤスリ掛けで相当悪い粉を吸いました。掃除機も2台壊しました。
それから、何気なくみえるコーナーも
左官作業で仕上げなくてはなりません。今まで経験ナシなのに、なんとかやればできるもんです。
あとは階段も
入り組んでいるので、隙間をうめるのが面倒です。
あと以外とこんなとこも
ワタシが壁を完成させないと、タオル・ウォーマーの取り付けができません。ウチの場合、工務店を通さずに、「分離発注」というやりかたで、板金屋、大工、基礎屋、サッシ屋、電気などといった業者と個別に契約して建てたので、ワタシも業者の一員なんですね。だから少し取り付けを待ってもらったりといろいろ調整が大変でした。その代わり、工務店に持っていかれる中間マージンがないので、費用は2割ほど安くできます。
でも、板金屋が使った足場を他の作業でも使いたいのに、さっさと片付けられたりと、工務店みたいにリーダーがいないと大変でした。
8月の半ばから作業をスタートして、毎日仕事終わった後に、8時から深夜まで作業をして、翌朝出勤前に壁材作り、休みの日は丸一日作業、このパターンで一日も休まずやっても住めるようになったのは12月の終わりころでした。
時給にしたら、一体いくらになるんでしょうか。材料費だけで30万くらいかかりましたが、業者にやってもらうよりも
ウン十万安くできました。でも損得よりも、自分で仕上げたという満足感があります。腰をさすりながら、雪のちらつく中外での刷毛洗いなど、つらくてやめようと何度もおもいましたが、やり遂げた充実感があります。
約4ヶ月もかかりましたが、それでも一部は終わらず住みながらの作業となりました。
実はまだ終わっていない部分もありまして、どうしようか考え中です。サグラダ・ファミリアと呼ばれております。
さて、5枚目のカミさんとイスに座っている写真。(当時はまだ結婚も全然未定で、自分ひとりの城を建てたかったんですね。バカです。)白いオーバーオールを着てますが、自分としては、映画「恋愛の法則」でのペインター役のエリック・ストルツのつもりなんですが・・・。因みにこの白いオーバー・オール、白い壁塗り作業には、汚れが目立たなくていいのですが、柱など茶色のオイル・ステインを塗るときにも着ていたので、汚れがひどく、ペイントでガビガビになってしまったので捨ててしまいました。
しかし世間一般では(どこの世間か?)白いオーバー・オールといえばリトル・フィートのローウェル・ジョージでしょう。
ローウェル・ジョージのはKEY社製ですが、ワタシも、実はもう一着ファッション用(一体いつ着る!?)に買っていたOshKoshでお約束のアレを
『THANKS I'LL EAT IT HERE』 LOWELL GEORGE 1979
当店ではオーバー・オールは取り扱っておりませんというお話、いや、何でも少しでも自分の手をかけると愛着が湧きます、というお話でした。
今日はアウター最後の大物 CANADA GOOSEのダウン・ジャケットも入荷したので、是非本編もご覧ください。
それでは、また。
イシイ
ちいさなあきまつりってどこぞでやってるんですか?
そして人生最大のDIYさすがです。
根気と努力の賜物ですね。僕の最もかけているものです。
で。昨日はオーバーオールで終日お店にいたんですか??
いやいて欲しかった(笑)
by derosa84 (2008-11-02 01:02)
derosa84さま、毎年11月の2日間、紫竹の古民家で開催されております。ほとんど女子100%です。雑誌『クーネル』とか『リンカラン』の世界です。
DIYの家作りはもうこりごりです。疲れました。
実は、というか予想通りというか、ワタシ全然オーバー・オールが似合わないんです(笑)。 イシイ
by northernisland (2008-11-02 14:30)
分離発注といえば・・・サンダーバード(国際救助隊)が1号から5号を作ったのと、一緒の工法じゃないですか!! すんごいなぁー
アタシも、オーバーオールに関しては、妻と娘から強烈なダメ出しをされました。
個人的には、大好きなんだけどなぁ~
by ベアトラック (2008-11-02 21:03)
ベアトラックさまならオーバー・オール似合いそうですけどねぇ(深い意味はありません)。ファッション的には着こなすのが難しいですね。
サンダー・バードも分離発注!とは知りませんでした。ワタシと一緒で予算がなかったんですね(笑)。
イシイ
by northernisland (2008-11-03 10:17)
サンダー・バード!!
そういうワケでしたか。
どうやって、秘密裏にあんな巨大なメカを作ったのか、長年のナゾでした。
ブレインズ一人で造れるはずはないし、と…
こんなブログでも(失礼!)時々タメになることがありますね!
新潟の佐倉田ファミリアもステキです(とってワケではありません)
by ジュリア (2008-11-03 11:10)
とってつけたワケではありません… でした (-_-;
by ジュリア (2008-11-03 11:28)
ジュリアさま、こんなブログでもタメになってよかったです(笑)。ワタシのブログ自体、とってつけたようなモンですので、、、。
それにしてもジュリアさまは、サンダーバード・マニアですね。ブレインズってどの人でしたっけ?ボケボケで思い出せないです。
イシイ
by northernisland (2008-11-03 15:58)
ワタクシがマニアというほどのものでも、またイシイさんがボケてるわけでもありません。
今秋で42歳ということは、1966年生まれですか?
思わず、Wikipediaで調べてみましたが
1966年11月6日には、NHKでサンダーバードの第28話「THE CHAM-CHAM
魅惑のメロディー」が放映されていたようです。
このとき私はすでに6歳(徐々に明かされる真実!)
このへんのビミョウな年齢差がなせるワザでしょう。
それに息子が生まれてからは親子三人でレンタルビデオを見たりしましたしね。
ちなみにブレインズはサンダーバードの全てのメカを開発した天才科学者。
いつもタートルのセーターに襟のないダブルボタンのジャケットをきて(このへん記憶あいまいですが)おっきいメガネをかけていました。お話の中では修理とかしている場面もありますが、製作は外注だったんですね。
ワタシのカキコも少しタメになったでしょうか?
by ジュリア (2008-11-03 16:39)
ジュリアさんってオレより年上だったんですね!
ためになったなぁ~。ためになったよぉ~。
タナベ
by northernisland (2008-11-03 18:33)
↑タナベは妙なとこで感心してるし。
ジュリアさま、そうです、思い出しました、デカメガネ!
それよりも明日のノーザンの話題は、ジュリアさまの真実で決まり!
イシイ
by northernisland (2008-11-03 19:05)