北方文化博物館に行きました。(2009.06.07) [LIFE]
みなさん、こんにちは。カタギリです。
まずはW杯でしょう!めでたい!ホントにめでたいです!
「出場して当たり前」というプレッシャーのなか、ホントに良くやったと思います。しかし岡崎。やりますね。やっぱりFWはあれくらいゴリゴリできる選手がいいです。玉ちゃんも悪くはないんですけどねぇ。FWには点を取ってもらいたいですからねぇ。あ、貴章もそれなりに良かったと思います。大丈夫。代表に貴章の入る余地は充分にあります。がんばれキショー。
それよりなによりあの審判。見事なまでの「アウェー笛」でした。日韓W杯のときの漏れ脳…じゃなかったモレーノを思わせる素晴らしいシゴトだったと思います。アウェーの笛はあんなカンジじゃなきゃ。ただあの審判、しばらくは日本には来ないほうがいいです。生きては帰れません。岡田監督や選手、サポーターより先にまず、釜本あたりにボコボコにされます。犬飼さんや川渕さんよりまずJが誇る猛獣・釜本。気をつけてください。
と、この辺で釜本…じゃなかった、サッカーの話は終わり。
恒例の「カタギリのひとりお出掛け日記」です。
今回はこちら!
北方文化博物館です!
◎北方文化博物館
新潟県新潟市江南区沢海にある博物館。豪農伊藤文吉の邸宅を博物館として整備し、美術工芸品や考古資料等を展示している。館長は八代目伊藤文吉。
剛毛…じゃなかった、豪農の館、といわれる大邸宅を博物館にした施設です。初代文吉は1736年生まれです。で、三代目の為次郎がこの伊藤家の礎を築いたんですね。そして五代目の要之介が現在「北方文化博物館」となっている建物の大部分を建造したと。とにかくとんでもない豪農です。
伊藤家について、こんな話があります。新潟では有名な話ですが…
この自宅(現在の江南区沢海)から弥彦神社(西蒲原郡弥彦村)まで、自分の所有する土地だけを通って行けた。
だそうです。新潟の方じゃないとなかなか感覚がわかりにくいかもしれませんが、嘘みたいな本当の話です。もしわかりにくければグーグル・マップかなんかで調べてみてください。
というわけで、その北方文化博物館です。例によって写真をガンガン載せます。
門を過ぎると、こんなカンジ。この奥に受付があります。
苔むした庭。
中世の石造仏だそうです。なんだかラブリーですな。
入り口で券を買って入場です。靴箱が左側に見えますね。薄暗い室内。飴色の床。ザ・日本家屋です。
ここはすでに、かつて住居となっていたスペースなのですが、現在は色々なものが展示されています。トキの剥製とか。
良寛さんの書だとか。
ん?あっちは台所ですかね。
台所でした。大人数が暮らしていた家にしてはそんなに大きな台所ではないです。ところが、
米一俵。これで約60kgなのですが、伊藤家では一日の米の消費量がこれひとつ分だそうです。多いときで家族が12~13人。使用人が50~60人。とんでもない量ですね。う~ん、豪農。
二階もあります。二階は展示室になっています。かつては子供部屋なんかがあったそうです。
台帳類なんかが展示してありました。意外とこのへんが面白かったです。
一階に下ります。こういう家に住んでみたいなぁ。
囲炉裏も切ってあるし。
廊下は長いし。
廊下から中庭を挟んで、大広間が見えます。初心者はここで大広間に急ぎがちですが、それではいけません。ここで上を見上げてみましょう。
これです。
一本ものの杉ですよ!?これ、実物はとんでもない長さです。う~む、豪農。
渡り廊下を通って、
大広間です。かつては冠婚葬祭などの特別な行事に使われたそうです。これがまぁ広い。畳の数は全部で100枚とか。戸袋には雨戸が26枚入るそうです。ここまでいくとよくわからんです。
この大広間は庭園に面していて、
こういう感じになります。「北方文化博物館」とか「豪農の館」というと、まずこの風景の写真が紹介されます。ここを代表する景色です。
ガイドさんが他のお客さんに話しているのを盗み聞きしたところ、なにかの時代劇で藤田まことが、この庭に面した縁側で撮影をしたとかしないとか。イシイの大好きな「必殺!仕事人」ですかね?
庭園も見事なもんです。
今日はここでパチリ。でも逆光でワタシの顔が写らず。まぁいいでしょう。
大広間の裏に茶室があります。茶室ってのは基本的に、採る光の量を控えめにして薄暗くするもの(だと思うの)ですが、ここも薄暗くていいカンジでした。
そろそろここはお暇しましょうかね。
外に出ると、こんな看板があります。「売店・食堂・喫茶」というのが気になりますが、ここはとりあえず他の施設を見て回ることにしましょう。大人ですから。いつまでも「売店が好き」なんて言ってられません。ちなみに「民家」というのは、矢印の先に古民家があるんです。
「他の施設を」とか言いつつ、売店&食堂(お蕎麦屋さん)の前をわざわざ通って行くワタシ。ちょっと前に朝ごはんを食べたばかりなのに、蕎麦に目を奪われます。
誘惑を振り切って「三楽亭」。大変珍しい正三角形の小亭です。書斎兼茶室だそうです。
蕎麦…じゃなかった、柱、建具、畳のほとんどが三角形や菱形だそうです。残念ながら中には入れません。
で、こっちは「集古館」。白壁と張り瓦の美しい土蔵作りの建物です。もともとは米蔵で2,000俵の米俵がつまれていたそうです。現在は歴代の当主が収集した美術品を展示してあります。
ギブ!もうガマンできません。お蕎麦を無視するなんてそんな…できません。でもついさっき朝ごはん食べてるし…。というわけで天ぷらもなにも付けず、普通の盛りソバ。つなぎを使わない十割そばです。暑い日だったのでチュルリといいカンジです。…あ~あ、結局食っちゃった。
というわけで、これで「北方文化博物館」はおしまいです。市内中心部からでも…そうだなぁ、30分くらいですかね?たしかそんなもんで行けます。もう少しかかったかな?ちょっと渋めですが、けっこう楽しいです。コドモはともかく、オトナなら誰でもある程度楽しめると思います。
興味のある方は是非ぜひ。
ちなみに外の売店でお茶を買ったら、
「トキめき新潟国体」モデルでした。
自治体を中心に、なんだかメチャクチャ「トキ」をプッシュしてますが、これってどうなんですかね?ワタシ個人の意見ですけど、「トキ」にそこまでの知名度とか集客力ってないと思うんですけど。だって県外の知人・友人だれに聞いても「トキ?トキってあの鳥?鳥だっけ?なに?トキがいるの?それってなんか特別なことなの?」くらいにしか思ってないんですもの。「新潟のイメージは?」って聞いてもだいたい米・酒・スキー・冬は二階から出入り、が挙がってトキは出てこないですし。そもそも放鳥だって…(以下省略)
〇おまけ
こういう古い日本家屋を見ると、ワタシのアタマの中にはこの曲が鳴り響きます。
何の影響か?
NHK「美の壺」ですね。
テレビの影響って怖い。
Art Blakey 『Moanin'』
それでは、また。
カタギリ
まずはW杯でしょう!めでたい!ホントにめでたいです!
「出場して当たり前」というプレッシャーのなか、ホントに良くやったと思います。しかし岡崎。やりますね。やっぱりFWはあれくらいゴリゴリできる選手がいいです。玉ちゃんも悪くはないんですけどねぇ。FWには点を取ってもらいたいですからねぇ。あ、貴章もそれなりに良かったと思います。大丈夫。代表に貴章の入る余地は充分にあります。がんばれキショー。
それよりなによりあの審判。見事なまでの「アウェー笛」でした。日韓W杯のときの漏れ脳…じゃなかったモレーノを思わせる素晴らしいシゴトだったと思います。アウェーの笛はあんなカンジじゃなきゃ。ただあの審判、しばらくは日本には来ないほうがいいです。生きては帰れません。岡田監督や選手、サポーターより先にまず、釜本あたりにボコボコにされます。犬飼さんや川渕さんよりまずJが誇る猛獣・釜本。気をつけてください。
と、この辺で釜本…じゃなかった、サッカーの話は終わり。
恒例の「カタギリのひとりお出掛け日記」です。
今回はこちら!
北方文化博物館です!
◎北方文化博物館
新潟県新潟市江南区沢海にある博物館。豪農伊藤文吉の邸宅を博物館として整備し、美術工芸品や考古資料等を展示している。館長は八代目伊藤文吉。
剛毛…じゃなかった、豪農の館、といわれる大邸宅を博物館にした施設です。初代文吉は1736年生まれです。で、三代目の為次郎がこの伊藤家の礎を築いたんですね。そして五代目の要之介が現在「北方文化博物館」となっている建物の大部分を建造したと。とにかくとんでもない豪農です。
伊藤家について、こんな話があります。新潟では有名な話ですが…
この自宅(現在の江南区沢海)から弥彦神社(西蒲原郡弥彦村)まで、自分の所有する土地だけを通って行けた。
だそうです。新潟の方じゃないとなかなか感覚がわかりにくいかもしれませんが、嘘みたいな本当の話です。もしわかりにくければグーグル・マップかなんかで調べてみてください。
というわけで、その北方文化博物館です。例によって写真をガンガン載せます。
門を過ぎると、こんなカンジ。この奥に受付があります。
苔むした庭。
中世の石造仏だそうです。なんだかラブリーですな。
入り口で券を買って入場です。靴箱が左側に見えますね。薄暗い室内。飴色の床。ザ・日本家屋です。
ここはすでに、かつて住居となっていたスペースなのですが、現在は色々なものが展示されています。トキの剥製とか。
良寛さんの書だとか。
ん?あっちは台所ですかね。
台所でした。大人数が暮らしていた家にしてはそんなに大きな台所ではないです。ところが、
米一俵。これで約60kgなのですが、伊藤家では一日の米の消費量がこれひとつ分だそうです。多いときで家族が12~13人。使用人が50~60人。とんでもない量ですね。う~ん、豪農。
二階もあります。二階は展示室になっています。かつては子供部屋なんかがあったそうです。
台帳類なんかが展示してありました。意外とこのへんが面白かったです。
一階に下ります。こういう家に住んでみたいなぁ。
囲炉裏も切ってあるし。
廊下は長いし。
廊下から中庭を挟んで、大広間が見えます。初心者はここで大広間に急ぎがちですが、それではいけません。ここで上を見上げてみましょう。
これです。
一本ものの杉ですよ!?これ、実物はとんでもない長さです。う~む、豪農。
渡り廊下を通って、
大広間です。かつては冠婚葬祭などの特別な行事に使われたそうです。これがまぁ広い。畳の数は全部で100枚とか。戸袋には雨戸が26枚入るそうです。ここまでいくとよくわからんです。
この大広間は庭園に面していて、
こういう感じになります。「北方文化博物館」とか「豪農の館」というと、まずこの風景の写真が紹介されます。ここを代表する景色です。
ガイドさんが他のお客さんに話しているのを盗み聞きしたところ、なにかの時代劇で藤田まことが、この庭に面した縁側で撮影をしたとかしないとか。イシイの大好きな「必殺!仕事人」ですかね?
庭園も見事なもんです。
今日はここでパチリ。でも逆光でワタシの顔が写らず。まぁいいでしょう。
大広間の裏に茶室があります。茶室ってのは基本的に、採る光の量を控えめにして薄暗くするもの(だと思うの)ですが、ここも薄暗くていいカンジでした。
そろそろここはお暇しましょうかね。
外に出ると、こんな看板があります。「売店・食堂・喫茶」というのが気になりますが、ここはとりあえず他の施設を見て回ることにしましょう。大人ですから。いつまでも「売店が好き」なんて言ってられません。ちなみに「民家」というのは、矢印の先に古民家があるんです。
「他の施設を」とか言いつつ、売店&食堂(お蕎麦屋さん)の前をわざわざ通って行くワタシ。ちょっと前に朝ごはんを食べたばかりなのに、蕎麦に目を奪われます。
誘惑を振り切って「三楽亭」。大変珍しい正三角形の小亭です。書斎兼茶室だそうです。
蕎麦…じゃなかった、柱、建具、畳のほとんどが三角形や菱形だそうです。残念ながら中には入れません。
で、こっちは「集古館」。白壁と張り瓦の美しい土蔵作りの建物です。もともとは米蔵で2,000俵の米俵がつまれていたそうです。現在は歴代の当主が収集した美術品を展示してあります。
ギブ!もうガマンできません。お蕎麦を無視するなんてそんな…できません。でもついさっき朝ごはん食べてるし…。というわけで天ぷらもなにも付けず、普通の盛りソバ。つなぎを使わない十割そばです。暑い日だったのでチュルリといいカンジです。…あ~あ、結局食っちゃった。
というわけで、これで「北方文化博物館」はおしまいです。市内中心部からでも…そうだなぁ、30分くらいですかね?たしかそんなもんで行けます。もう少しかかったかな?ちょっと渋めですが、けっこう楽しいです。コドモはともかく、オトナなら誰でもある程度楽しめると思います。
興味のある方は是非ぜひ。
ちなみに外の売店でお茶を買ったら、
「トキめき新潟国体」モデルでした。
自治体を中心に、なんだかメチャクチャ「トキ」をプッシュしてますが、これってどうなんですかね?ワタシ個人の意見ですけど、「トキ」にそこまでの知名度とか集客力ってないと思うんですけど。だって県外の知人・友人だれに聞いても「トキ?トキってあの鳥?鳥だっけ?なに?トキがいるの?それってなんか特別なことなの?」くらいにしか思ってないんですもの。「新潟のイメージは?」って聞いてもだいたい米・酒・スキー・冬は二階から出入り、が挙がってトキは出てこないですし。そもそも放鳥だって…(以下省略)
〇おまけ
こういう古い日本家屋を見ると、ワタシのアタマの中にはこの曲が鳴り響きます。
何の影響か?
NHK「美の壺」ですね。
テレビの影響って怖い。
Art Blakey 『Moanin'』
それでは、また。
カタギリ
一人旅シブイですね。
青森には太宰治の実家(ここも豪商だった)があって、飴色の床、ほの暗い室内、由緒ありそうな展示品など、なかなかいい感じのところです。
釜本さんといえば、去年講演を聞きました。
180cm以上あって、豪放磊落。
とても60過ぎには見えません。
高原や平山を一刀両断にし、言いたい放題でした。
昔の俺はすごかった!とか。
1/3は自分の昔話でした。
面白い講演でした。
釜本さんは絶対長生きすると思います。
by KOEI (2009-06-07 13:32)
いいですねぇ、青森。太宰も大好きなので、ゆっくりまわりたいもんです。
釜本氏の講演を聴かれたんですか!?素晴らしい経験ですね!
氏はどんな話をしても最終的にご本人の話になります。最高です。
氏にあって、現役のストライカー達に欠けているものは一体なんなのか?熟考を重ねた結果のワタシの答えは「ダイナマイト」です。釜本氏はおそらく日常もダイナマイトです。食事中もダイナマイト、風呂もダイナマイト、ベッドの中でももちろんダイナマイト。だからエリア内でもダイナマイトなんです。コレに尽きます。
その点、岡崎は“ちょっとだけ”ダイナマイトでいいカンジです。
カタギリ
by northernisland (2009-06-07 14:48)
おはようございます。
いつも思うんですが
カタギリさんの行くところって
他に来訪者があまりいませんよね
たまたま、写ってないだけなんですか?
しかし、今回こんなに広そうなところなのに
ひとっこヒトリ写っていない
他をよせつけない何かがあるのでしょうか…
by ジュリア (2009-06-08 10:19)
ジュリアさま おはようございます。
我々洋服屋というのは、お休みが平日中心でして。
だからこういう観光地、観光施設なんかに行くと、
いい具合に空いていることがほとんどなのです。
この日も、他にお客さんがいないわけではなかった
のですが、やっぱり少なかったです。
あとは、ワタシが写真を撮るときに、他の人がなるべく
写らないようにしている、というのもあると思います。
まぁ、“他を寄せ付けて離さない”ワタシの魅力を持ってしても
皆様のお休みまでズラすことはできませんし。
いくらワタシでもそこまではなかなか。ええ。
カタギリ
by northernisland (2009-06-08 11:09)