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基本とは...2017~ボーダー・カットソー編~(2017.06.14) [CUT-SAW]

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みなさん、こんにちは。

コバヤシです。

最近、とあるノーザンアイランダーの方に教えていただいた
こちらの本を読んでました。

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増田海治郎さん著『渋カジが、わたしを作った。』。

1985年から1992年までのストリート・ファッションを大きく
「渋カジ」ブーム期として、誕生の経緯やスタイルの変遷を記録した本です。

ワタシは渋カジ・リアルタイム世代ではありませんが、
当時の話とか伝説はいろいろ聞いてました。

紺ブレとベルボトムにエンジニア・ブーツを合わせてたとか、
チーマーがたくさんいたとか。

この本を読むと「う~ん、ホントだったんだ。」
という感じ。

今じゃありえない合わせやスタイルなんですけど、
なんというか洋服に対する熱量が今よりも段違いで、
すごいですね。

ノスタルジーとは別に、当時を知らない人が読んでも
なかなか面白い本だと思います。

ああ、なんだかエンジニアが履きたくなってきたな~。

そんなわけで、本日は『基本とは...2017』シリーズ第9弾、
ボーダー・カットソー編をお送りいたします。LkihonDSC04167.JPG

このボーダー・カットソー編、当初やる予定はなかったんですが、
イシイに「ボーダーもやっちゃえば?」と言われまして。

そういえばノーザンアイランダーの方々は、
ボーダー大好きヨコシマな紳士淑女が多い。

じゃあ、やっちゃおうかなと。
ボーダーたくさんあるし。

今日は写真もヨコシマだらけで、目がおかしくなるかもしれませんが、
最後までお付き合いください。

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まずはボーダー・カットソーの代名詞、セントジェームス。
と言ってもノーザンにあるのはナヴァルだけ。
それもサイズ5のみ。

実はわれわれ、今の主流モデル、ウエッソンが
あまり好きではないんです。
ちょっと細すぎて着方が限定されてしまうんですね。

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なので、代わりに定番でやってるのが、
同じフランス・メーカーのグラソン。

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セントジェームスほど有名ではありませんが、
某最高メゾンの製品も手掛ける凄腕ファクトリー。

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ボートネックと言っても、襟の開きはそれほど広くなく、
変形ラグラン・スリーブで肩もラクチン。

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裾と袖のリブでちょっとスウェットっぽい
デザインもポイント。

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そして、定番モデルの他にバイ・カラー・モデルも。
これ、すごく洒落てます。


グラソンのカットソーはこちらをクリック


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お次はハバーサックのガンジーセーターを
モチーフにしたボーダーT。

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平編みのガッチリとしたコットン素材ですが、

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脇のガゼットで動きやすく、

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ハイネック気味の襟で、
裾と袖にリブが。

ちょっとブリーチをかけて
色あせた感じもいいですね。


ハバーサックのカットソーはこちらをクリック


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続きまして、世界一タフなボーダー・カットソーである
バーバリアンを。

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ボートネックは苦手という方も着やすいクルーネック。

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これもまたクラシックな太ボーダー。

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ライト・ウェイトで着やすいランダム・ボーダー。

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その他にもノーザン別注のものとか、
ア〇エスっぽいやつ、

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シックな配色のクレイジーパターン、

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半袖など、いろいろ揃っております。


バーバリアンのカットソーはこちらをクリック


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で、トリはスメドレー。

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ニットですが、ガンガン洗濯できるんで
カットソー感覚で使えます。

これ以上のものはないんじゃないか、
という肌触りの良さ。
ぜひ素肌に一枚で着てみてください。


ジョン・スメドレーのニットはこちらをクリック


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それではコーディネートを。

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今日はスメドレーの青ボーダーに、

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プライレットの赤ストールと、

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FOBのベイカー、白スペルガでトリコロール。

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靴下もニットに合わせてブルーのボーダー。
ワタシもヨコシマな男です。

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カバンはデインズ&ハサウェイのショルダーを。

「好きなんだけど、あんまり似合わないんだよね~。」
と言われる方も多いボーダー・カットソー。

苦手な方はジャケットやカーディガンのインナーとして、
もしくは上にベストなんか合わせていただくと、
着やすいんじゃないかと思います。

まあ、どのみち好きすぎると他人からどう思われようが、
一枚で着るようになりますが...。

そして、クローゼットには
ヨコシマが増えていく(笑)。

以上、基本とは...2017~ボーダー・カットソー編~でした。
ご精読ありがとうございました。


☆KNIT JOHN SMEDLEY REDFREE ¥30,240
☆PANTS F.O.B. FACTORY F0431 ¥14,040
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商品名をクリックしていただくと、ウェブショップへ。



前回までの『基本とは...』シリーズも併せてお読みください。

基本とは… (2008.03.11)

基本とは...2017~靴編~(2017.02.10)

MYSTERY RANCH “CUBE MASTER DUFFLE M”&基本とは...2017~シャツ編~(2017.03.03) 

基本とは...2017~パンツ編~(2017.03.14)

半袖アイビー・リーグ&基本とは...2017~ニット編~(2017.03.31)

基本とは...2017~ジャケット編~(2017.04.25)

基本とは...2017~小物編~(2017.05.02)

基本とは2017~ブリーフ・ケース編~(2017.05.09)

基本とは...2017~ショルダー・バッグ編~(2017.05.30)



〇今日の通勤ミュージック

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今朝はイギー・アンド・ザ・ストゥージズの『ロー・パワー』を。

洋服がいらないロックンローラー、イギー・ポップ。
御年70歳!

この人もキース・リチャーズと一緒で、
薬物中毒とかいろいろあったのに長生きですね。

やっぱりあのムキムキな肉体のおかげでしょうか。

そんなイギー御大の3枚目のアルバムがこの『ロー・パワー』。
冒頭から耳をつんざくようなギターが炸裂するこのアルバム。

邦題は『淫力魔人』。
言いえて妙というか、
よくこんな言葉を考えたよな~。

そんな壊すために探し続ける
淫力魔人さんの唄をどうぞ。



レッチリのカバーも非常に良かったので、
こちらもぜひ。



う~ん、今日は裸率が高いな(笑)。

それでは、また。



    コバヤシ






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blau

渋カジ直撃世代のワタシが通りますよw
田舎住まいの貧乏小僧には、ラルフの紺ブレにビンテージジーンズみたいなカッコは「コイツらこれ買うカネどっから湧いてくるズラか?」と疑問だったモンです。

で、記事中のヨコシマバーバリアンに「ア〇エスっぽいやつ」ってキャプがついてますが、右も左も渋カジ一色の当時、珍しく欧州デザイナーズブランド系で若い子にも人気だったのが「アニエス・ベー」。そこんちの定番商品にもボーダーTがありましたね(「ア〇エス」っていうのはひょっとして…?)。

思い返せば、当時ファッション誌見てても一番ツボをぶっ刺されてたのはアニエス・ベーのスタイル。コムデギャルソンほど別次元的な存在でなくそこそこ手が届きそうで、ヨーロッパ的な香りがするシンプルな普段着っぽいデザインに、ものすごく憧れてたのを覚えてます。

そう考えると、ワタシの服の好みって基本その頃とあんまり変わってないよなー、と今にして思います(とはいえ「店に来たことねーヤツのカッコなんてわかんねーよ」ですよねw)。
毎度ながら長文失礼いたしました

by blau (2017-06-15 10:59) 

northernisland

blauさま、こんにちは。

当時は空前のバブル景気で、一部の大学生は
本当にオカネを持ってたみたいですね。
それで、あんなブームが起きたと。

ボーダーについては正解です(笑)。
あの幅のボーダーを見ると、どうしてもアニエスを
思い出してしまいます。
十代のころ、お金を貯めて一枚買いました。
当時はボートネックが苦手だったため、
セントジェームスには手を出しませんでした。

今思えばワタシの基本はフレンチ・アイビーで、
そこからアメトラ、ブリトラ、クラシコ・イタリア系を
経て今のスタイルに落ち着いたような気がします。
わりかしシンプルなのはずっと変わりませんが。

blauさまも頑固一徹なようで...(笑)。
いいですね、このまま突き進んでくださいませ。

     コバヤシ
by northernisland (2017-06-15 14:02) 

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