梅雨に備えてダナー・ライトのお手入れ&雑談 (2010.06.24) [OTEIRE - MAINTENANCE]
みなさん、こんにちは。カタギリです。
連日連夜の熱戦続きですっかり寝不足&体調不良です。
四年に一回のワールドカップなんだから、多少の無理をしてでもガッツリ観戦したいのはやまやまなのですが、さすがにそろそろしんどい。
そこに梅雨空が相まって、悪天候(低気圧)が苦手な私は“梅雨”と“ワールドカップ”のダブル・パンチでグロッキー状態です(誇張)。
しかし。この時期、雨が降るのが正しい自然の運行。
古来より、日本人は四季・天候に備えて、家や庭の手入れをしてきました。
あるいは天気が良ければ本を虫干しし、着物を洗い、生活してきました。
障子を張り替えたりとか。
というわけで、私もその正しい日本人の在り方にのっとって、コイツのお手入れをしておこうと思います。
DANNER LIGHT
とは言うものの、このダナー・ライトに関しては、大したことはしません。
必要がないからです。
ただ、雨が多いこの時期、履く機会が増えるので手入れをするのにちょうど良い時期かな、と思いまして。
で、その手入れですが、
雨のために
ということは一切しません。
繰り返しますが、必要がないからです。
なので、よ~くブラッシングしてやって、
紐をはずして、こういうところもしっかりホコリ・ゴミを取り除き、
少し乾いてしまった革部分に
デリケート・クリームを塗ってやり、革に栄養と潤いを与えてやり、
茶のクリームでキズの補正をしてやるくらいなんです。
しかし!それではここでわざわざご紹介するほどのことではない(のか?)!
上の写真をよくご覧ください。
“ダーク・ブラウン”
と書いてあるでしょう?
革に対して、一段濃い色のクリームを使ってキズの補正をしてやることにします。そう、お馴染みのアンティーク仕上げというやつです。
さすがにドレス・シューズのようにはしませんが、チャチャッと“味出し”してやろうかなと。
で、途中省略して…
いきなり“仕上がりの図”。まぁこれだけ見ても効果が分からないかもしれませんが、こんな感じになりました。
トゥのキズはダーク・ブラウンのクリームが入り込んで、黒っぽいスジに。
ヒールや、
脇のレザーにもダーブラのクリームを塗布しているので、少し濃い色に。
新品と比べてみると一目瞭然です。
より濃く、より艶やかになっております。
はじめ、ツヤを出すつもりはなかったのですが、クリームを塗布しているうちに“スケベ心”がでてきました笑
私は「全米オーバースペック協会」の会員ではないので、過酷極まりない環境でダナー・ライトを履く機会はありません。なのでなかなか味がでない。
なので、ちょっとだけ“小細工”を弄しています笑
本当は、普通に履いて、自然に味を出すのが一番格好良いんです。
ま、こんなジメジメムシムシと気持ちの悪い時期には、ちょっとスケベ心をだしたダナー・ライトもあり、なんではないでしょうか?
あ、おそらくダナーが推奨する手入れの仕方は、もっと全然違うものだと思います。
今回のは、あくまで私カタギリの好きなようにやった結果、ですからね。
最後に中のオイニーを確認して完了。うむ。臭くない。さすが“ゴアテックス・ブーティ”です。
そうそう、だいぶ前からですが、ノーザン靴コーナーのダナー・ライトのところに、
“ダナー牛”がいます(非売品)。
背中に“Danner”の焼印をいれられたモーです。ご来店の際には可愛がってやってください。
〇最近こんな本を読んだ のコーナー
今日はサッカーの話ではありません。カタギリの“最近こんな本読んだよ”のコーナーです。
ワールドカップの弊害か、近頃なかなか本を読めないのですが、それでも開幕から二冊、読むことができました。
まずはこちら。
『ペンギン・ハイウェイ』 森見登美彦
いまや売れっ子作家のひとりとなってしまった森見先生の新刊です。
森見氏。
“僕”の住む町にある日突然ペンギンが現れます。仲良しの歯科医院のお姉さんがこう言います。「この謎を解いてみな、少年」
森見氏の作品では初めて“大学生”も“京都”もでてきません。新境地!?っていっていいのか!?
どっちにしろ面白かったです。
もう一冊。
『天地明察』 沖方丁
第31回吉川英治文学新人賞、第7回本屋大賞、第7回北東文芸賞を受賞したそうです。
江戸時代前期の囲碁棋士で天文暦学者の渋川春海の生涯を描いた作品です。
“本屋大賞”を受賞したなんてまったく知らなかったのですが、これは確かにメチャクチャ面白かったです。
私は“本屋大賞”なるものをあまり重要視していない、というか、軽んじている、というか、信用していない、というか。
まぁあまり好きではないのですが、これは面白かった。
渋川春海という人は本業は囲碁棋士、副業(といっていいと思います)は天文暦学者、趣味が和算、という才人です。
この人が和算や囲碁の“天才”と出会い、自分の才能というものに疑問を抱きながら、日本の暦改定の大事業に関わっていくという物語です。
完全な文系、文系の極北に位置する私には、ここに登場する数学好きな人たちがとてもうらやましい。
素晴らしい本でした。
ワールドカップが終わるまでは、しばらく次の本は読めないなぁ。
また良い本に出会ったら、ここでご紹介させていただきます。
〇このCDを貰った のコーナー
先日、イシイからCDを貰いました。
R.E.M 『MONSTER』
通常盤はもともと持っているのですが、この…特別盤?をイシイがくれました。なんでも2~300円でゲットしたとか。
ありがたや~。
というわけで、雑談終わりです。
それではまた。
デンマーク?勝てる勝てる!あいつら日本ナメすぎですもの。
今夜は気が狂うかもしれない。それもまたよし!
カタギリ
連日連夜の熱戦続きですっかり寝不足&体調不良です。
四年に一回のワールドカップなんだから、多少の無理をしてでもガッツリ観戦したいのはやまやまなのですが、さすがにそろそろしんどい。
そこに梅雨空が相まって、悪天候(低気圧)が苦手な私は“梅雨”と“ワールドカップ”のダブル・パンチでグロッキー状態です(誇張)。
しかし。この時期、雨が降るのが正しい自然の運行。
古来より、日本人は四季・天候に備えて、家や庭の手入れをしてきました。
あるいは天気が良ければ本を虫干しし、着物を洗い、生活してきました。
障子を張り替えたりとか。
というわけで、私もその正しい日本人の在り方にのっとって、コイツのお手入れをしておこうと思います。
DANNER LIGHT
とは言うものの、このダナー・ライトに関しては、大したことはしません。
必要がないからです。
ただ、雨が多いこの時期、履く機会が増えるので手入れをするのにちょうど良い時期かな、と思いまして。
で、その手入れですが、
雨のために
ということは一切しません。
繰り返しますが、必要がないからです。
なので、よ~くブラッシングしてやって、
紐をはずして、こういうところもしっかりホコリ・ゴミを取り除き、
少し乾いてしまった革部分に
デリケート・クリームを塗ってやり、革に栄養と潤いを与えてやり、
茶のクリームでキズの補正をしてやるくらいなんです。
しかし!それではここでわざわざご紹介するほどのことではない(のか?)!
上の写真をよくご覧ください。
“ダーク・ブラウン”
と書いてあるでしょう?
革に対して、一段濃い色のクリームを使ってキズの補正をしてやることにします。そう、お馴染みのアンティーク仕上げというやつです。
さすがにドレス・シューズのようにはしませんが、チャチャッと“味出し”してやろうかなと。
で、途中省略して…
いきなり“仕上がりの図”。まぁこれだけ見ても効果が分からないかもしれませんが、こんな感じになりました。
トゥのキズはダーク・ブラウンのクリームが入り込んで、黒っぽいスジに。
ヒールや、
脇のレザーにもダーブラのクリームを塗布しているので、少し濃い色に。
新品と比べてみると一目瞭然です。
より濃く、より艶やかになっております。
はじめ、ツヤを出すつもりはなかったのですが、クリームを塗布しているうちに“スケベ心”がでてきました笑
私は「全米オーバースペック協会」の会員ではないので、過酷極まりない環境でダナー・ライトを履く機会はありません。なのでなかなか味がでない。
なので、ちょっとだけ“小細工”を弄しています笑
本当は、普通に履いて、自然に味を出すのが一番格好良いんです。
ま、こんなジメジメムシムシと気持ちの悪い時期には、ちょっとスケベ心をだしたダナー・ライトもあり、なんではないでしょうか?
あ、おそらくダナーが推奨する手入れの仕方は、もっと全然違うものだと思います。
今回のは、あくまで私カタギリの好きなようにやった結果、ですからね。
最後に中のオイニーを確認して完了。うむ。臭くない。さすが“ゴアテックス・ブーティ”です。
そうそう、だいぶ前からですが、ノーザン靴コーナーのダナー・ライトのところに、
“ダナー牛”がいます(非売品)。
背中に“Danner”の焼印をいれられたモーです。ご来店の際には可愛がってやってください。
〇最近こんな本を読んだ のコーナー
今日はサッカーの話ではありません。カタギリの“最近こんな本読んだよ”のコーナーです。
ワールドカップの弊害か、近頃なかなか本を読めないのですが、それでも開幕から二冊、読むことができました。
まずはこちら。
『ペンギン・ハイウェイ』 森見登美彦
いまや売れっ子作家のひとりとなってしまった森見先生の新刊です。
森見氏。
“僕”の住む町にある日突然ペンギンが現れます。仲良しの歯科医院のお姉さんがこう言います。「この謎を解いてみな、少年」
森見氏の作品では初めて“大学生”も“京都”もでてきません。新境地!?っていっていいのか!?
どっちにしろ面白かったです。
もう一冊。
『天地明察』 沖方丁
第31回吉川英治文学新人賞、第7回本屋大賞、第7回北東文芸賞を受賞したそうです。
江戸時代前期の囲碁棋士で天文暦学者の渋川春海の生涯を描いた作品です。
“本屋大賞”を受賞したなんてまったく知らなかったのですが、これは確かにメチャクチャ面白かったです。
私は“本屋大賞”なるものをあまり重要視していない、というか、軽んじている、というか、信用していない、というか。
まぁあまり好きではないのですが、これは面白かった。
渋川春海という人は本業は囲碁棋士、副業(といっていいと思います)は天文暦学者、趣味が和算、という才人です。
この人が和算や囲碁の“天才”と出会い、自分の才能というものに疑問を抱きながら、日本の暦改定の大事業に関わっていくという物語です。
完全な文系、文系の極北に位置する私には、ここに登場する数学好きな人たちがとてもうらやましい。
素晴らしい本でした。
ワールドカップが終わるまでは、しばらく次の本は読めないなぁ。
また良い本に出会ったら、ここでご紹介させていただきます。
〇このCDを貰った のコーナー
先日、イシイからCDを貰いました。
R.E.M 『MONSTER』
通常盤はもともと持っているのですが、この…特別盤?をイシイがくれました。なんでも2~300円でゲットしたとか。
ありがたや~。
というわけで、雑談終わりです。
それではまた。
デンマーク?勝てる勝てる!あいつら日本ナメすぎですもの。
今夜は気が狂うかもしれない。それもまたよし!
カタギリ
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!!!
by northernisland (2010-06-25 05:23)