またまたダナー・ライトのお手入れ ~自分の&イシイの編~ (2010.08.14) [SHOES]
みなさん、こんにちは。カタギリです。
今日はいきなり始めちゃいます。
タイトルにもありますが、またまたダナー・ライトのお手入れです。
先日、我が家の玄関で「今日はダナーでも履こうかな♪」と思った矢先のこと。
パッと見は普通のダナー・ライトですが、「あれ?おかしいな?」
何がおかしいかと言うと…
こんなんなってました。
緑青が浮き上がるフック。何故?
これは…塩?
我が家の玄関には靴だけでなく、色々なものが置いてあります。
で、その中に“漬物の樽(バケツ)”があります。そう祖母が漬けている漬物の樽。
それで漬物を漬ける際に、たまたま近くにあったダナー・ライトにも塩がかかってしまったと。
で、塩が付着したフックに緑青が浮き出たと。
そうに違いありません。文系の私でもわかります。間違いない。
側面にも塩が。
ほどよい塩加減で、さぞかしいいお味なんでしょう、ええ…。
ブラッシング。
除去できず。あとで雑巾かなんかで拭くことにします。
フックの緑青はカリカリこすっても取れなかったので…“味”ということにしておきましょう。
で、その様子を見ていたイシイが、
「あ、そうそう。これキレイにしてよ。これこれ。」
カタギリ 「なんすか?これ。」
イシイ 「いや~こないだの穴掘りでドロッドロになっちゃってさぁ。いちおう泥は落としたんだけど、やっぱだいぶ痛んじゃって。」
カタギリ 「はぁ。」
イシイ 「だから俺のダナー・ライト、復活させてよ。」
カタギリ 「はぁ。」
で、受け取ったイシイのダナー・ライト。ひどい状況です。
トゥは傷だらけ。革もガビガビ。パサパサ。
横も同じ。
カカトもガビガビ。傷だらけ。
シューレース部分の革も。
これはなかなか大変です。一刻も早くなんとかしてやらねばっ!!
で、今回用意したのがこれら。
左からモウブレイのステイン・リムーバー(汚れ落とし)、デリケート・クリーム、そしてコルドヌリのシュー・クリーム。
まずリムーバーで汚れを落とし、デリケート・クリームで乾燥した革に潤いと栄養を与えて蘇らせ、シュー・クリームで傷を補正する、というプランをたてました。
ところが、リムーバーを使うような汚れはほとんど無いことが判明。
なので、とにかくデリケート・クリームを大量にぶち込んで投入して、革を蘇らせます。
写真左(右足)がクリーム大量投入後。右(左足)が手付かずの状態。これだけでも全然違います。
これで革がなんとか良い感じになったので、色つきのクリームで補正してやります。
で、そのシュー・クリームで補正してやったのがこちら。
完璧。完璧です。
乾拭きしてツヤも出してやったので、傷やシワと光沢が相まって、とっても良い感じです。
ベロもしっかりと。意外とベロもやってやると全然違います。
ここでクライアントに確認。
カタギリ 「とりあえずこんな感じでどうっすか?」
イシイ 「おぉ~いいじゃん。どりゃどりゃ。」
さっそく紐を通すクライアント。オッケーだったみたいです。
では左足にとりかかりましょう。
こっちは羽根の裏にまだ泥が付着していました。
めんどくさいので、デリケート・クリームで一気に泥ごと除去します。クリームには汚れを吸着する性質があるので、それで泥を落としつつ、革に栄養を浸透させます。
もちろんトゥやその他の部位にもしっかりとクリームを塗りこんでいきます。
だいぶ革がいい感じになってきました。乾燥しきっていた革に潤いが戻りました。あとはキズだけ。
※革が乾燥しきって、もう手遅れなんじゃないか?という雰囲気になっても、デリケート・クリームを大量に塗りこむと、元通りにはならなくても、だいぶ蘇ることもあります。ほったらかしにしてガビガビになってしまった靴がある方は、こういうのも“手”かもしれません。もちろん自己責任でお願いします。
茶のクリームで傷を補正し、軽く乾拭きしてちょっとツヤをだします。
♪テッテレー 完成です。完璧。パーフェクト。
キレイにしすぎることなく、“味”を残しつつ、革を蘇らせ、見栄え良く。
ダナー・ライトに関していうと、シューレース部分の革もキレイにしてやると、驚くほど良い感じになります。意外とほっときがちな部分ですが、大事なポイントです。ちゃんと紐をはずして、キレイにしてやりましょう。
ソールまわりとかコバまわりは自分でやってくださいね、イシイさん。
イシイ 「おぉ、いいじゃんいいじゃん。」
カタギリ 「でしょ~。」
イシイ 「じゃあ次はこっちのロブとか…」
カタギリ 「…。」
おそらく、そのうちイシイのだけでなく、タナベの靴もやらされるでしょう。というか前にタナベのレッドウィングもシャンプーしてるし。
できるだけ、できるだけ逃げたいと思います。
みなさん、靴のお手入れは自分でやりましょう。
それでは、また。
カタギリ
今日はいきなり始めちゃいます。
タイトルにもありますが、またまたダナー・ライトのお手入れです。
先日、我が家の玄関で「今日はダナーでも履こうかな♪」と思った矢先のこと。
パッと見は普通のダナー・ライトですが、「あれ?おかしいな?」
何がおかしいかと言うと…
こんなんなってました。
緑青が浮き上がるフック。何故?
これは…塩?
我が家の玄関には靴だけでなく、色々なものが置いてあります。
で、その中に“漬物の樽(バケツ)”があります。そう祖母が漬けている漬物の樽。
それで漬物を漬ける際に、たまたま近くにあったダナー・ライトにも塩がかかってしまったと。
で、塩が付着したフックに緑青が浮き出たと。
そうに違いありません。文系の私でもわかります。間違いない。
側面にも塩が。
ほどよい塩加減で、さぞかしいいお味なんでしょう、ええ…。
ブラッシング。
除去できず。あとで雑巾かなんかで拭くことにします。
フックの緑青はカリカリこすっても取れなかったので…“味”ということにしておきましょう。
で、その様子を見ていたイシイが、
「あ、そうそう。これキレイにしてよ。これこれ。」
カタギリ 「なんすか?これ。」
イシイ 「いや~こないだの穴掘りでドロッドロになっちゃってさぁ。いちおう泥は落としたんだけど、やっぱだいぶ痛んじゃって。」
カタギリ 「はぁ。」
イシイ 「だから俺のダナー・ライト、復活させてよ。」
カタギリ 「はぁ。」
で、受け取ったイシイのダナー・ライト。ひどい状況です。
トゥは傷だらけ。革もガビガビ。パサパサ。
横も同じ。
カカトもガビガビ。傷だらけ。
シューレース部分の革も。
これはなかなか大変です。一刻も早くなんとかしてやらねばっ!!
で、今回用意したのがこれら。
左からモウブレイのステイン・リムーバー(汚れ落とし)、デリケート・クリーム、そしてコルドヌリのシュー・クリーム。
まずリムーバーで汚れを落とし、デリケート・クリームで乾燥した革に潤いと栄養を与えて蘇らせ、シュー・クリームで傷を補正する、というプランをたてました。
ところが、リムーバーを使うような汚れはほとんど無いことが判明。
なので、とにかくデリケート・クリームを大量に
写真左(右足)がクリーム大量投入後。右(左足)が手付かずの状態。これだけでも全然違います。
これで革がなんとか良い感じになったので、色つきのクリームで補正してやります。
で、そのシュー・クリームで補正してやったのがこちら。
完璧。完璧です。
乾拭きしてツヤも出してやったので、傷やシワと光沢が相まって、とっても良い感じです。
ベロもしっかりと。意外とベロもやってやると全然違います。
ここでクライアントに確認。
カタギリ 「とりあえずこんな感じでどうっすか?」
イシイ 「おぉ~いいじゃん。どりゃどりゃ。」
さっそく紐を通すクライアント。オッケーだったみたいです。
では左足にとりかかりましょう。
こっちは羽根の裏にまだ泥が付着していました。
めんどくさいので、デリケート・クリームで一気に泥ごと除去します。クリームには汚れを吸着する性質があるので、それで泥を落としつつ、革に栄養を浸透させます。
もちろんトゥやその他の部位にもしっかりとクリームを塗りこんでいきます。
だいぶ革がいい感じになってきました。乾燥しきっていた革に潤いが戻りました。あとはキズだけ。
※革が乾燥しきって、もう手遅れなんじゃないか?という雰囲気になっても、デリケート・クリームを大量に塗りこむと、元通りにはならなくても、だいぶ蘇ることもあります。ほったらかしにしてガビガビになってしまった靴がある方は、こういうのも“手”かもしれません。もちろん自己責任でお願いします。
茶のクリームで傷を補正し、軽く乾拭きしてちょっとツヤをだします。
♪テッテレー 完成です。完璧。パーフェクト。
キレイにしすぎることなく、“味”を残しつつ、革を蘇らせ、見栄え良く。
ダナー・ライトに関していうと、シューレース部分の革もキレイにしてやると、驚くほど良い感じになります。意外とほっときがちな部分ですが、大事なポイントです。ちゃんと紐をはずして、キレイにしてやりましょう。
ソールまわりとかコバまわりは自分でやってくださいね、イシイさん。
イシイ 「おぉ、いいじゃんいいじゃん。」
カタギリ 「でしょ~。」
イシイ 「じゃあ次はこっちのロブとか…」
カタギリ 「…。」
おそらく、そのうちイシイのだけでなく、タナベの靴もやらされるでしょう。というか前にタナベのレッドウィングもシャンプーしてるし。
できるだけ、できるだけ逃げたいと思います。
みなさん、靴のお手入れは自分でやりましょう。
それでは、また。
カタギリ
nice!
ついでに僕のもおねがいしたい。
次回のネタにでも(笑)
by derosa84 (2010-08-14 15:47)
derosa84さま 昨日はありがとうごさいました!
nice!もありがとうございます。
最後の一文をご覧ください。
「靴のお手入れは自分でやりましょう。」
とわざわざデカ文字まで使っています(笑)。
みなさん、『自分で』やりましょう。
カタギリのところに持ってきてもらっても、私はやりません!!
だから間違っても送り付けないで!!
derosa84さまも、どうか持ってこないでくださいね!!
といいながらまんざらでもないカタギリ…
いやいやいやいや!!冗談ですよ!!
カタギリ
by northernisland (2010-08-14 16:12)